アラサーからウイスキーにハマった人が、ソーダ割(ハイボール)に合うウイスキーを探すブログ(*´з`)

一応、土曜日21時更新を目標にウイスキーソーダ割(ハイボール)の感想をゆるいレビューで綴るブログ 銘柄や産地に忖度する事なく個人の感想を綴ってます(*´з`)by ちゃちゃクロ

【台湾】KAVALAN PEATY OAK(カバラン ピーティーオーク)

今回のウイスキーは?

「KAVALAN PEATY OAK(カバラン ピティーオーク)」!

 

病み上がり一発目は暫く眠っていた「カバラン」

 

台湾のウイスキーと言えば「カバラン」(*´з`)

知ってはいましたが、どれも比較的高めの金額で中々手を出さずにいましたが、

去年の末に量は少なめでしたが、色々入ったギフトっぽい物が売っていたので買ってしまいました(*´з`)

 

 

6種類のウイスキーとグラスがついてきてこの値段(*´з`)

 

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 小さなポットスチルの瓶がまた良い感じです(*´з`)

 

 目次

 

メイドイン台湾

「KAVALAN」

 

 

今回の「KAVALAN ギフトBOX」。

下記の種類のウイスキーが入っています。

※あとグラス。

 

①今回の ピーティーオーク 54度

②EXバーボンオーク 50度

③ワインオーク 54度

④シェリーオーク 54度

⑤フィノシェリーオーク 54度

⑥ブランデーオーク 54度

 

と6つの樽で構成されてます(*´з`)

勿論全部シングルモルトウイスキーです。

 

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さて「ピーティーオーク」は、どんな味に仕上がっているのか気になります(*´з`)

 

気になるお味のほうは?

「KAVALAN PEATY OAK(カバラン ピティーオーク)」

 

「ピティーオーク」と謳っていたので、スコッチのピーティーさを想像し構えていました!

 

しかし、なんということでしょう。

バニラ、チョコレート?の様な仄かな甘い香り…に樽香

口に含むと、香りの印象とは違い50度のせいもあるかもしれませんが、かなりの辛み。

ストレートだと香りの甘さはアルコールに消されている印象です。(*´з`)

 

しかし、これをソーダで割ると、あら不思議(*´▽`*)

香りのイメージ通りの上品な甘さが広がります。

これは美味し(*´з`)

 

ソーダ割では、ピティーさは感じませんが「モルト」の甘さがしっかり感じられました。

NIKKA好きには良いかもしれません。

 

 

ソーダ割 おススメ度 ☆☆☆☆(5段階)

 

KAVALAN PEATY OAK(カバラン ピティーオーク)

 

沿革
「いつか台湾でウイスキーを造る」—— 台湾の飲料メーカー「金車グループ」の李添財董事長(ティエンツァイ・リー会長)がその目標を抱いたのは、今から40年前、1970年代のことです。
しかし当時の台湾では、酒造への参入は容易ではありませんでした。1980年代になると台湾経済はハイテク産業へと転換を図り、自由化とグローバル化が進みます。
1987年に戒厳令が解除となり、1996年に台湾は民主化。
そして2002年の台湾のWTO加盟を機に、金車グループは、かねてから温めていたウイスキー造りを実行に移すため、蒸留所建設の計画策定を開始しました。
蒸留所の設備や蒸留ノウハウはスコットランドのウイスキー技術者であるジム・スワン博士の指導を仰ぎました。
ポットスチルはスコットランドのフォーサイス社から輸入。
「台湾の気候ではウイスキー造りは無謀」という周囲の反対をよそに、ジム・スワン博士と金車グループは、プロジェクトを必ず成功させる、という信念を持って計画を進めました。
蒸留所は2005年4月に着工、わずか9ヶ月後の2005年に完成。
2006年1月には設備の設置と試作品の蒸留がはじまります。そして同じ年の3月11日、真新しいスピリッツセイフに、カバランとしてはじめてのニューメイクウイスキーが流れ出しました。
モルトの粉砕からウイスキーの熟成までの工程のすべてを台湾で行う「メイドイン台湾」のウイスキー造りが幕を開けた、歴史的な瞬間でした。
その後の熟成庫での熟成を経て、2008年には最初のウイスキー「カバラン クラシック」の出荷を果たします。
 
カバランが世界中で注目されるきっかけとなったのは、2010年1月にスコットランドのエディンバラで開催された、ウイスキーのブラインドテイスティングイベントでした。
このイベントは、世界的なウイスキーブームに乗り、イングランドでもおよそ100年ぶりにウイスキー蒸留所が次々と創業したことを受けて、イングランド産とスコッチ等を比べてみようと、バーンズ・ナイト(スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの誕生日)の催しとしてイングランドの新聞社が開催したもの。
このブラインドテイスティングに出品していたカバランは、点数で他を引き離して圧勝したのです。
このニュースは瞬く間にウイスキー界に広まり、「KAVALAN」の名が世界に知れ渡ることとなりました。
それからカバラン蒸留所は、世界中から調達した多彩な樽で熟成させたシングルモルトを次々と世に出していきます。
樽は定番のバーボンカスクやシェリーカスクはもとより、ワイン、ブランデー、ポート、ラム。同じシェリーでも、オロロソ、フィノ、アモンティリャード、マンサニージャ、モスカテルなど、華やかな錦絵のように樽のバリエーションを築いてきました。
 

多様な樽のなかでの数年を経た熟成モルトは、ヴァッティングされて複雑で蠱惑的なアロマを持つシングルモルト「カバランシリーズ」となる一方で、シングルカスクで、樽のナンバーはもちろんボトルの1本1本にまでシリアルナンバーが刻印されている「カバラン ソリストシリーズ」も出荷し、またたく間にウイスキーファンの心をつかんでいきました。

国際品評会では、2010年代を通して各製品が多数の賞を受賞。

初年度に年間250万リットルだった製造能力も、900万リットル(2018年時点)まで増強。

初出荷から10年で、名実ともに世界のトップ・ディステラリーの仲間入りを果たしたのです。

 

環境

カバラン蒸留所のある台湾の宜蘭(ぎらん)県は、雪山(せつざん)山脈、中央山脈という、いずれも主峰が3,800mを超える急峻な山脈に挟まれるように存在する、蘭陽平野に位置しています。

両山脈の間の谷を流れる水量豊富な河川「蘭陽渓」が、東シナ海と太平洋の境界にあたる大洋に注ぎ出しています。

雪山山脈を貫く雪山トンネルが2006年に開通したことで、首都・台北とは車を使い1時間余りで行き来できるようになりました。

台湾は温暖で湿潤な気候。

5月から10月まで気温が37-38度となる長い夏があるため、一般的に亜熱帯と呼ばれます。

一方冬は、冷たい空気がシベリアから流れ込み、最低気温10度台と肌寒くなります。

 

カバラン蒸留所のある宜蘭の気候の特徴は、多雨。

「竹風蘭雨」は、宜蘭の気候を表す言葉で、雪山山脈を越えた隣県の新竹では風が強く、宜蘭では雨が多いことを表しています。

宜蘭ではなかでも秋、9月から11月に雨が多く降ります。

この雨が深い森を作り、山々にしみ込んだ水は雪山山脈に磨かれ蘭陽平野へ流れ込みます。

冷涼でクリーンな軟水はカバランの仕込み水となり、カバランウイスキー特有の、滑らかな甘さの基盤となります。

蒸留所では、この冷たく豊富な水資源を冷却水としても使用します。

 

麦芽

カバラン蒸留所では、ヨーロッパでモルティングされた麦芽を輸入し、原料として使用しています。

 

粉砕

麦芽の粉砕工程では、最新の設備を導入し、粉砕された麦芽(グリスト)の大きさが揃えられます。

この粒子を揃えることで、後の糖化・発酵の工程をスムーズに進めることができます。

 

糖化

糖化(マッシング)は、粉砕した麦芽(グリスト)をお湯と混合し、でんぷんを糖に変える工程です。

カバラン蒸留所では、5基の巨大な糖化槽(マッシュタン)を使い、8時間かけて糖化を行います。

 

発酵

発酵は、ステンレス製の近代的な発酵槽(ウォッシュバック)で行います。発酵槽の側壁は二重にしてあり、中に冷却コイルを設置。

温度を精密に管理しながら60時間発酵することで、カバラン蒸留所では、8.5%という高い度数のアルコールを得ることができます。

(一般的には7%から7.5%)。

この発酵時点の高いアルコール度数が、香り豊かなウイスキーを生み出す素地になります。

 

蒸溜

カバラン蒸留所は、初留釜(ウォッシュスチル)と再留釜(スピリッツスチル)で各1回ずつ、合計2回蒸留を行います。蒸留所開設時に初留・再留各2基、計4基だったポットスチルは、現在では各10基、計20基に増強されています。

スチルはすべてスコットランドのフォーサイス社製で、ネックの形はすべて同じランタン型。

スチルの形が共通なので、スピリッツは基本的に同一の品質・性質のものができます(2018年現在)。

2回目の再留釜での蒸留のときに、蒸留のはじめと終わりの部分をカットして、中間部の品質の良いスピリッツ「ミドルカット」だけを熟成に回します。

このミドルカットを、カバランではごくわずかしか使用しません。

その高品質の部分に、発酵で得られた良い香りが残ります。

 

マスターブレンダー自身が世界中を旅し、良質な樽の選定と調達を行っています。核となるのはアメリカ合衆国から輸入するバーボン樽。

スペインからは、多様なバリエーションのシェリー樽。

ワイン樽はスペイン、ポルトガル、アメリカ合衆国、オーストラリア等から。

フランスからブランデー樽、ポルトガルからポート樽、中米からラム樽。

そしてリフィル樽はスコットランドや日本等のほか、カバラン蒸留所自身で使用された樽を使用します。

蒸留所内に独自のクーパー・レッジ(樽製造場)を備え、熟練したクーパー(樽職人)が樽の製造や修理を行っています。

なかでもワイン樽は、シェービング、トースティング、リチャーリングという三つの工程で手をかけて加工します。

シェービングは酸が残る、樽の劣化した部分を削り落とす作業。

トースティングは、熱を加え、桃や苺のような甘い果実味と、木の成分を際立たせる工程。

リチャーリングは、トースティングで得られた香りを、炎で閉じこめると同時に、ウイスキーにマイルドなスモーキーさを加えるための工程です。

 

熟成

亜熱帯の台湾では、夏は暑く、5月から10月まで摂氏37度から38度までになります。

この気候は、寒冷地での生産が常識とされてきたウイスキーの製造において不利と見られてきました。

しかしカバランでは、暑さという不利な条件を「熟成が速く進む」というアドバンテージに変えることに成功しています。

5階建ての熟成庫は夏の暑い時期には窓を閉め切ります。

1階は27度、最上階は42度という高温になります。

冬は窓を開け、シベリア寒気団の冷たい風が熟成庫のなかにそのまま吹き込むようにします。

このサイクルを繰りかえすことで、バランス良く熟成した、香りの高いウイスキーに仕上げることができるのです。

高い気温の下では、熟成中に樽から消失するアルコールや水分、いわゆる「天使の取り分」は大きくなります。

スコットランドでは年間1%から3%と言われる天使の取り分は、カバラン蒸留所では毎年約10%。また熟成が早く進みすぎることで、ウイスキーの味が飲用に適さないものになってしまうこともあります。

これまでに「10年熟成」のカバランが出荷されていないのはこうした理由によります。

カバランでは熟成のモニタリングを精密に行い、香りと味がピークに達した時にボトリングを行うことを徹底しています。

 

評価

2008年の初出荷以来カバランのラインナップは増え続け、2018年秋の時点で定番ラインナップは19種にのぼります。

そのほぼ全ての商品が、IWSC、ISC、SFWSC、WWAという、伝統と格式のある世界の品評会で毎年、数々の賞を受賞してきました。

2015年にはカバラン ソリスト ヴィーニョ カスクストレングスがWWAの「ワールドベスト・シングルモルトウイスキー」を受賞。

翌年はカバラン ソリスト アモンティリャードシェリー カスクストレングスが、WWA「ワールドベスト・シングルカスク シングルモルトウイスキー」を受賞。マスターブレンダーのイアン・チャンは2015年英国パラグラフ・パブリッシング社主催「アイコンズ・オブ・ウイスキー」の「マスターディスティラー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

蒸留所としても2017年にIWSC「ディスティラー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。

そして2018年、金車グループの李添財董事長(ティエンツァイ・リー会長)と李玉鼎総経理(ユーティン・リー最高経営責任者)は中華人として、また親子として初めてWWAの「殿堂入り(Hall of Fame)」を果たしました。

WWAは、この栄誉は李親子を「ウイスキーの巨人」「ウイスキー業界の最も偶像的な個人」として認めるものとしています。

カバランは、驚きをもって迎えられた初出荷以来、常に世界中で高い評価をいただき、注目を集めてきました。

宜蘭の自然環境とともにあるグリーン・ディスティラリーであると同時に、透明性の高いウイスキーメーカーであることもカバランの理念です。

蒸留所内部は誰でも毎日無料で見学することが可能で、宜蘭の蒸留所には、年間約100万人の見学者が訪れています。

 

www.kavalan.jp

自己紹介

www.whiskeywhisky.work